2025年は、ほとんどのニュースで『熊の出没』が多く取り上げられましたよね。
中には、「住宅街や家の中 施設まで入ってきた!」「散歩していたら背後から襲われた!!」など、山や森だけでなく「人間が住まう環境」にその姿を多く見せた1年でした。
それと共に、これだけあちこちでニュースになるってことは「熊の個体数が増えている」ってこともわかりますよね?
なぜ、熊が増えたのか? 人里に現れるようになったのか?原因には主に4つ理由があるんです!
今回はそんな原因についてみていこうと思います!!
なぜこんなに増えた?熊が人里に現れる理由!!
どのニュースを見ても一番に思うのは
『なぜ?人里にこんなに降りてくるの!?』
と疑問に思われる方が多いでしょう。
過去のニュースを見ていると「山菜取りのために山に入ったら襲われた」「キャンプや釣りをしていたらクマと遭遇した」など、人間たちが山や自然豊かな環境に足を運ぶことで遭遇してしまい被害に遭ってしまう。というのが一般的でした。
私たちも「そりゃ、そうだよね〜。だって山入ったら、熊がいるかも知れないもんね〜」となんとなく「今年も熊被害があったんだな〜」と、ニュースを眺めてるだけだったと思います。
では、「なぜ?このように例年とは違って、人里に降りてきてしまって被害を起こしてしまうのか?」
実は、専門家の間では主に以下の4つが原因だと言われてるんです!一つずつ見ていきましょう!
- 餌不足(根本原因)
- 気候変動
- 熊の行動様式
- 環境変化に伴う繁殖サイクルの変化
【熊の餌が激減!?】深刻な自然界の餌不足!!!
まず、一つ目は
『餌不足』
熊(ツキノワグマやヒグマ)は肉食のイメージが強いですが、実際は「植物中心の雑食性」なんです!!
私たちのイメージって、山の中で鹿やら、川では鮭や他の魚やら、狩りをしてワイルドに喰らいつくそんなイメージがありませんでしたか?
もちろん動物肉や魚なんかも食しますが、一年の熊の食事リストを見たら驚きますよ??
- 【春】新芽でデトックス:冬明け前はフキノトウなどを食べて体を起こす
- 【夏】昆虫でパワーアップ!:アリや蜂を食べてタンパク質をGET!
- 【秋】どんぐり命!:冬眠のために1日何貫分ものカロリーをどんぐりで摂取!!
このように実は意外に『ガツンッ!!』としたものって食べてないんですね(汗)あんなに体大きいのにね…
そして、グルメカレンダーの中にもあるように『どんぐり』のような木の実が特に今年は不足しているんです!!
【ドングリの大凶作!?】熊の秋のご飯が少ない!!
ブナやミズナラなどの『ドングリ』が今年は不作の年なんです…それと同時に『ナラ枯れ』による餌不足も指摘されているんですね…
不作になってしまう原因は様々あるのですが、特に今年はこのようなことが言われていました!
- 気候の影響:(春先の天候)ドングリの花が咲く春先に、長雨が続いたり気温が低すぎたりすると受粉がうまく進まず、これが秋の『実りに』大きく影響してしまう。
- 樹木の『なり木』と『不なり木』:木も毎年全力で実を作ると疲れてしまうため、数年に一度、あえて実を少なくして休む(エネルギーを蓄える)サイクルがある。
- 害虫の大量発生:ドングリを食べる虫が大量に発生してしまい、実が成熟する前に落ちてしまうことも考えられます。
私たちの間でも極端な暑い日が続いたり、寒い日がいきなり訪れたり、それによって『お米が育たない!』『野菜が育たない!」といったニュースを目にしませんでした??
それと全く同じで、この異常な気候の影響や木々が休まる自然のサイクルが重なったことで、人間の環境だけでなく、自然の環境にも深刻な影響を及ぼしているんです。つまり

ここら辺(森)全然どんぐりないなぁ…
もう少し下(人間たちの街)の方に行けばあるかな〜
その結果、餌を求めて家族を養うために、熊たちは命がけで人里まで食べ物を探しにきてしまうんですね…
熊たちにとって『どんぐり』は冬眠前の脂肪備蓄にもってこいの食材!!
そんなどんぐりや木の実の不作が、熊が人里に降りてきてしまう原因の一つとなってるんです!
我々人間も、いつも食べてる食材がいつものスーパーにないと、違うお店や違う地域まで行ってしまうことがありますよね?
なんとなくそんなイメージに近いのかなと感じました。
【段々暖かくなってる!?】冬眠に影響する気候変動!!
原因は何も餌不足だけではありません!!
私たちも肌で感じているかもしれませんが、どう考えても『暖かい時期が長くないですか!?』
つまりは冬の期間が短くなってきているってこと。
そしてそれと同時に最近のニュースでは
『冬眠しない熊(穴持たず)』
という言葉をよく聞くようになりました。
以前は冬と聞くと「森のクマさんはゆっくり長く冬眠しますよ〜」が普通だったんですが
年々の気候変動、地球温暖化に伴いクマたちのサイクルも変化させられてしまってるんです(汗)
そして、クマたちの冬眠に影響が出てしまっている、大きな理由が2つ!あります!
理由1:『暖冬』でスイッチが入らない
熊は気温が下がると「そろそろ寝なきゃ」と冬眠の準備を始めますが、冬になっても気温が高いままだと、熊の体が「まだ活動できる!」と勘違いしてしまいます。
そして気候変動によって、『入りの遅さ』と『出の早さ』が冬眠期間を短くさせてしまうのです。
- 『入りが遅い』:秋が長く暖かいと、いつまでもエサを探して歩きまわる。
- 『出が早い』:春の訪れが早い(気温上昇が早い)と、予定よりも数週間も早く目覚めてしまいます。
つまり、寝るのがいつもより遅いのに、起きるのがいつもより早いため、ショートスリーパー状態になってるってことなんですね。
なので最近のニュースでは、季節に問わず熊の目撃情報が相次いだんですね!!
理由2:「冬でも食べ物がある!」と知ってしまった。
本来、冬眠は「食べ物がない冬を乗り切るための節約術」です。しかし気候変動や人間の生活の変化で、冬でも食べ物が手に入る状況が生まれているんです(汗)
- 『人里の誘惑』:『暖冬』で雪が少ないことで、人里のゴミや残った農作物を探しやすくなる。
- 『寝るより食べた方が得』:食べ物があるなら、わざわざ冬眠して体力を温存する必要がないと学習する個体(アーバン・ベア)が増えている!
非常に賢いですよね…アーバン・ベアなんて聞いたことあります??驚きですわ…
私たちが大切に飼ってるペット(犬や猫)なんかも、例えばですが、おやつをもらう時間を覚えたり、何かすればいいことをしてもらえるなど、学習していきますよね!
自然界のクマたちの「食べ物がないからあるところに移動する」「ここならご飯がある!」「冬眠しなくても食べ物あるじゃん!!」と、どんどん環境や状況に応じて学習していってるのがわかります!!
このように気候変動からリンクして、熊の生態サイクルや餌の環境などに強く影響を及ぼしています!
【新世代クマ爆誕!?】クマの行動様式の驚きの変化!!
『新世代クマ』
なんだか強そうな…かっこよすぎるような… なんなんですか?
実はこれが、先ほどにも紹介した【アーバン・ベア】なんです!
「名前が違うけど、実際 従来のクマと何が違うの?」
と、思われた方も多いんじゃないでしょうか?
では、わかりやすくクマの特徴を『昔』と『今』で比べてみましょう!
| 特徴 | 従来のクマ(山奥) | 新世代クマ (アーバン・ベア) |
|---|---|---|
| 住処 | 深い山奥 | 市街地に近い林や河川敷 |
| 性格 | 臆病で人を避ける | 警戒心が強く、堂々としてる |
| エサ | ドングリ、昆虫 | 農作物、生ゴミ、果実 |
| 活動 | 人を避けて、朝夕・夜 | 昼間でも活動する |
これを見るとわかるように、最近のクマは、昔の「人を避けるクマ」と違い、「人を怖がらず、より活動的」になっているのがわかります!
と言っても、いきなり一つの個体が進化したわけではなく、近年の「餌不足」「気候変動」「環境の変化」から学習し、それが親熊から子熊に継承される一連の流れが生まれることによって、『人を恐れない』【アーバン・ベア】が誕生するのです。
それら、一連の流れを軽くまとめますと
- 『人を怖がらない』:「住宅地」の近くで生まれ育ち、車の音や人の声に慣れてしまう。『人間=怖い』という認識が薄くなってる。
- 『昼間でも歩ける!を覚えてしまう』:人が怖いものではなくなり、堂々と白昼の市街地に現れる。
- 『「美味しい味」を親子で継承する』:母グマが「ゴミ捨て場や畑には美味しいものがある」と学習すると、それを子グマに教える。最初から「人里=エサ場」だと思って育ってしまう。
このようにただ個体数が増えているだけでなく、「学習するクマ」が急増し、その結果、街に降りてきてしまい人々に被害を与えてしまうケースが増えています。
「学習する熊が多くなって、それが街にきてるんだなぁ〜それはわかったけど、じゃあ、個体数ってどうなってんの?」
結論!!
『学習した熊がみんな人里へ降りてきたから、被害や目撃される熊が増えてるわけではないんです!』
そこについても、次で詳しくみていきましょう!!
【親子で増える!?】個体数増加のカラクリ!!
元々、クマのメスは通常2〜3年に1度出産をしますが、条件が良いと2頭、時には3頭の子熊を産みます。この子たちが数年で親になり、また数頭産む…という連鎖が起きると、計算上は数年で数倍増えることになります(汗)
そう…先ほどお伝えした「環境の変化」(条件)がまさに『クマの個体数を増やす』サイクルを作り上げてしまったんです。
では、『餌不足』『気候の変動』『学習の変化』が母クマにとってどのように『条件が良い』ものになってるんでしょうか?
本来、自然界を生きるクマたちにとって『餌不足』や『気候変動』はとても過酷なものですが、そんな状況だからこそ『人里』というものを学習し、それを親子で『継承』することで、先ほど説明した『アーバン・ベア』が大量発生します。
「木の実が不作でも人里ならご飯がある」「頑張って狩りに行かなくともご飯にありつける」「暖かい日も続いて冬眠しなくとも良い」それらをどんどん自分達の子供に教えていきます。
現代人間社会に置き換えると、今は『物価高』の影響や『働き方』もあり『少子高齢化』が深刻になってますよね。しかし、自治体によっては『子育て世帯を応援!』みたいな感じで、給付金やサポート、サービスなどに力を入れている地域もあります。
『私たちも、そんな優遇される地域があれば、移り住んでそこで子供を育てていきたいですよね?』
つまり、クマたちも同じ考えで、本来なら自然淘汰されるはずの個体が、人里で学習し、人里の恩恵で生き残ってしまう。
効率よく子育てがしやすい環境であると学習することで、そのままその場所に居着いてしまい、親子で増えてしまう。条件が良ければ、本来のサイクルと変わって、1年に一度の出産を何度も繰り返したり、一度に生む個体の数が増えたりすることで出没数だけでなく、個体数まで増加してしまうんです。
出没数や個体数は『自然現象だけが影響してるのか?』
熊が『新世代』へと進化し、個体数が増えている今の状況は、単なる自然現象だけではありません!!
私たちの生活スタイルや環境の変化が、彼らを人里へと引き寄せてしまっている側面もあります。
決して「山奥の話」と他人事にするのではなく、
- ゴミ出しのルールを徹底する
- 『人里』がどうあるべきなのか地域と一緒に考えたり、見つめ直したりする。
- 目撃情報をこまめにチェックする
といった一人ひとりの小さな意識が、熊との不要な接触を防ぐことにつながります!
大きな対策を考える!!というのもいいことですが、まずは自分自身ができること、心掛けることができることなどに目を向けてみてください!
【まとめ】クマの急増から学ぶ「これからの共生のカタチ」
このように、近年、クマが『人里』に出没するようになった原因を4つほど紹介させていただきました!
- 【熊の餌が激減!?】深刻な自然界の餌不足!!!
ドングリなどといった木の実が凶作!!餌を求めて『人里』へ降りてきてしまう!! - 【段々暖かくなってる!?】冬眠に影響する気候変動!!
クマの『冬眠』に大きく影響し、『冬眠』をしないクマや冬でも食べ物を求めて活動するクマが急増! - 【新世代クマ爆誕!?】クマの行動様式の驚きの変化!!
現在の環境に適応するために『学習』する熊『アーバン・ベア』が爆誕!
人を恐れず、『人里』近くに住み着き、活動する個体が増えた! - 【親子で増える!?】個体数増加のカラクリ!!
近年の『気候変動』に適応した個体が、自身の子供に『人里』での暮らしを教え、効率よく子育てがしやすい環境であると学習することで、そのままその場所に居着いてしまい、親子で増えてしまう。条件が良ければ、本来のサイクルと変わって、1年に一度の出産を毎年繰り返したり、一度に生む個体の数が増えたりすることで出没数だけでなく、個体数まで増加してしてしまっている!
『餌不足』や『気候変動』だけでなく、様々な要因が重なり、クマたちの環境サイクルが大きく変わってしまったんですね…
自身も子供の頃に、魚釣りをしに行く最中の山道で1度だけ熊を見ました。
「あの時は心臓が止まりかけました(汗)」
あの時は、熊を見るのも珍しいくらいでしたが、最近では「自宅の近くで目撃された!」「よく行くスーパーの近くにいた!」などニュースに取り上げられるのも日常茶飯事になってきました。
かつては、山奥にいた熊ですが、環境の変化によって今や私たちのすぐそばまでやってきています。
大切なのは、ニュースを見てただ怖がるのではなく、『なぜ増えているのか?』という背景を正しく知ることです。
私たちが生ゴミの管理を徹底したり、山に入る際に音を出したり、自治体に従ってできる行動を起こしたりといった小さな意識を持つことが、自分自身と、そして結果的に自然を守ることにも繋がります。
変化し続ける環境の中で、「クマたちと共生する」ために私たちに何ができるのか。この記事が、皆さんの安全とこれからの暮らしを考えるきっかけになれば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!!



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